SK hynixが28日に第3四半期決算発表へ、追加還元策も焦点
SK hynixは28日午前、第3四半期の決算を発表する。市場の関心は、業績が予想を満たすか、および同社が予告していた追加の株主還元策の内容に集まっている。
SK hynixは28日午前、第3四半期の決算を発表する。追加の株主還元策の規模や方式に加え、翌日に控えるMicrosoftとAlphabetの決算によるAI収益性への影響が、同社の株価を左右する重要な変数となる見通しだ。
SK hynixは来る28日午前、第3四半期の決算を発表する。国内の株式投資家の間では、好決算が出ても株価の反応が鈍いのではないかという不満の声も多く聞かれる。
電子公告システム(DART)に掲載された2024年以降11回の決算発表日と当日の株価を照らし合わせると、こうした不満には根拠がある。11回のうち6回は騰落幅が3%以内に留まるなど、決算発表日の株価の動きは概ね小動きであった。
ただし、株価が大きく動いた日もある。騰落幅が5%を超えた日は5回あり、そのうち3回(2024年4月・7月、今年7月)は急落し、2回(2025年10月、今年1月)はそれぞれ7.1%、5.1%急騰した。
韓国株式市場を代表するSK hynixの28日の株価を動かす変数は、大きく分けて2つある。第一に、決算が市場予想を満たすかどうかであり、第二に、同社が第3四半期決算の発表時に案内すると予告していた株主還元策である。
発表の翌日となる29日未明には、MicrosoftとAlphabetの決算も控えている。「AIが利益を生むのか」という問いに対し、両社がどのような答えを出すかによって、28日の株価反応が継続するか、あるいは反転するかが決まる見通しだ。
SK hynix、11回の決算発表でも株価は概ね小動き
SK hynixは毎四半期、取引開始前の午前9時に暫定決算を公告する。そのため、発表当日の株価は決算に対する市場の最初の反応となる。営業利益が黒字に転じた決算を初めて発表した2024年1月から今年7月までの11回の発表日を調査した。
発表日の株価は概ね小動きであった。11回中6回は騰落幅が3%以内であり、全体の平均騰落率は-1.5%だった。ただし、今年7月29日の下落率(-9.6%)を、決算に対する反応のみと見なすことは難しい。前日にSK hynixとサムスン電子が13〜15%暴落し、両銘柄のレバレッジETFも関連する問題で一日で30%近く下落するなど、市場全体が揺れていたためである。
サムスン電子も好決算と株価反応は別物
サムスン電子はSK hynixとは異なり、四半期終了直後に暫定決算である売上高と営業利益を先に公告し、数週間後に詳細な決算を別途発表する。暫定決算の発表日を基準にすると、株価は12回中8回下落した。ただし、騰落幅はSK hynixよりも小さかった。
7月7日(-6.9%)を除いた11回はすべて騰落幅が3.4%以内であった。四半期営業利益が初めて100兆ウォンを超えた10月8日にも、株価は2.4%下落した。
特に7月7日は、営業利益が89.4兆ウォンと前四半期より56%増加したにもかかわらず、株価は6.9%下落した。サムスン電子の株主にとっては、過去最大級の決算にもかかわらず株価の反応が失望的なものだと言わざるを得ない結果となった。
注目ポイント① 決算と共に発表される「追加株主還元」
28日に発表されるのは決算だけではない。SK hynixは去る8月19日の適時開示において、「具体的な追加還元の規模と方式は、取締役会の決議を経て第3四半期決算の発表時に案内する予定」と明らかにした。稼いだ資金の一部を株主に還元する「株主還元」を、どれだけ追加で行うかをこの日に併せて発表するという意味だ。決算以外にも株価を動かす材料がもう一つあることになる。
株主還元の基準はFree Cash Flow(FCF)である。同社は財務健全性の目標達成を前提に、「政策期間(2025年〜2027年)に発生する累積Free Cash Flowの50%以上を還元する計画」であると公告した。
Free Cash Flowとは、営業活動で稼いだ現金から、工場や設備などに投じた設備投資額を差し引いた残りの資金である。3年間にわたり、このように残った資金の半分以上を株主に還元するという約束である。還元の方式には、現金を分配する配当と、自社株買い・消却がある。
では、追加で還元する余力はどれほどあるだろうか。同社の2025年事業報告書と今年上半期報告書に記載されたキャッシュフロー計算書に基づき算出を行った。2025年のFree Cash Flowは24.79兆ウォン(53.37兆ウォン - 28.58兆ウォン)、今年上半期は72.75兆ウォン(91.74兆ウォン - 18.99兆ウォン)であった。設備投資には、工場・設備などの有形資産だけでなく、特許・ソフトウェアなどの無形資産の取得額も含めた。
上半期までで見れば、その差は5.5兆ウォンと大きくはない。しかし、第3四半期にも多額の資金が残っていれば話は変わる。上半期の四半期平均である約36兆ウォンを考慮し、第3四半期のFree Cash Flowを30兆〜60兆ウォンと仮定すると、差は20兆〜35兆ウォンへと拡大する。市場は、同社が28日に提示する数字をこの範囲と比較して判断する可能性が高い。
ただし、この計算を確定的な基準として見る必要はない。会社が約束した還元の基準は2027年までの3年間の累積金額であるため、今回一度にすべてを満たす義務はない。会社がFree Cash Flowを正確にどのような方式で計算するかも公開されていない。
追加の還元規模を断定することは難しいが、株主還元の発表は過去にも株価を動かす変数として作用した。SK hynixが8月19日の取引終了後に40兆ウォン規模の自社株買い・消却を公示すると、株価は時間外取引で大幅に上昇し、翌日も12.7%跳ね上がった。同日、KOSPIも5%台の上昇を見せたが、SK hynixの上昇率はその2倍を超えた。
注目ポイント ② 一日の後の未明、ビッグテックが答える「AI収益性」
SK hynixの実績発表の後には、アメリカのMSとAlphabet (Google)の実績が続く。両社とも28日のアメリカ証券取引所閉場後に発表するため、韓国時間では29日の未明となる。両社はAIデータセンターに最も多くの資金を投じる企業であり、彼らが購入するAI半導体(GPU・TPUなど)にはSK hynixのメモリが組み込まれている。
両社のデータセンター投資がさらに増えることは事実上決まっている。MSの今年の4〜6月の設備投資も358億ドルに達し、1年前の2倍を超えた。Alphabetは昨年2月に「2025年の設備投資は約750億ドル」と予告したが、実際には914億ドルを費やした。今年2月には年間設備投資を1,750億〜1,850億ドルと提示し、上半期だけで806億ドルを実行した。
このため、市場の問いは今や「どれだけもっと使うか」よりも「使った分だけ稼いでいるか」に集まっている。「投資した資金をいつ回収できるのか」という問いも同じ文脈である。
企業はتこの問いに数字で答え始めている。MSのクラウド売上高増加率は、2024年の21〜23%から直近1年では26〜29%へと加速した。このうち、データセンター事業であるAzureの売上高増加率は4〜6月に43%であった。MSは設備投資が2.1倍に増え、クラウド売上高の増加幅である1.3倍を大きく上回った。
Google Cloudの今年の4〜6月の売上高は248億ドルで、1年前より82%増加し、営業利益は88億ドルと3倍になった。1年の間にGoogleのクラウド売上高は1.8倍に増え、設備投資の増加幅である2.0倍に接近した。
売上は増えているものの、投資支出も急速に増加しているため、企業に残る現金は減少している状況だ。Alphabetの4〜6月のFree Cash Flowは-59億ドルであった。営業で稼いだ現金よりも設備投資に投じた資金の方が多かったことを意味する。MSの同期間のFree Cash Flowも196億ドルで、1年前の256億ドルから減少した。
29日の未明に投資家が確認しようとしているのもこの点である。設備投資の見通しをさらに引き上げるかどうかよりも、クラウドの売上高と営業利益が投資支出に見合うように増えているかに関心が集まっている。
28〜29日、株主還元の規模からAI需要・収益性まで
SK hynixは28日午前9時のカンファレンスコールを通じて、第3四半期の経営実績を発表すると明らかにした。翌日の未明には、MS・Alphabetの実績発表とアメリカの連邦公開市場委員会(FOMC)の金利決定が続く。
28日に最も先に確認すべき数字は、追加の株主還元規模だ。還元の基準が2027年までの累積金額であるため、最小還元ラインを今回すべて満たす義務はないが、市場は発表規模を期待値と比較する可能性が高い。配当と自社株買いのどちらの方式を選択するか、会社が還元の基準とするFree Cash Flowをどのように計算するかも併せて注視すべきである。SK hynixをはじめとする国内証券市場が9月下旬の高点以降、弱含みを見せているため、期待に満たない発表は株価の流れの負担となり得る。
市場が問い続けている「AI需要は続くのか」への答えは、カンファレンスコールから出る。来年のHBMの価格と数量、設備投資計画、メモリ不足の継続性が具体的な数字として提示されるかどうかが鍵となる。
29日未明のMS・Alphabetの実績発表では、設備投資の見通しよりもクラウド事業の収益性の変化とFree Cash Flowに関心が集まると予想される。FOMCの結果まで予定されているため、10月の最後の週は投資家にとって重要な一週間となる見通しだ。
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